スプレッドとは

FX取引におけるスプレッドとは、通貨ペアのレートの買値と売値の差で、この差額が投資家がFX取引を行う際のコスト（FX会社の手数料相当額）となります。

スプレッドのコストはどのくらいか

為替レートのニュースでは、「1ドルは100円30銭から32銭」というように表現されます。この場合、値が大きい100円32銭が買値であり、値が小さい100円30銭が売値になります。また、インターネットで為替レートを調べると、買気配：100.3000、売気配：100.3200というように表示されています。

スプレッドとは、この買値と売値の差のことを言い、このレートの場合のスプレッドは2銭となります。

スプレッドのしくみ

FX会社は、売りたい人から100円30銭で買い、買いたい人から100円32銭で売ります。そして、この差額の2銭がFX会社の利益となります。FX会社はスプレッドで利益を得ているため、取引手数料がかからないのが一般的です。

スプレッドは、各社によって幅が異なります。A社とB社でドル/円のスプレッドが1銭異なるだけでも、1万ドル買うと、100円（1銭×1万通貨）のコスト差が生じます。つまり、スプレッドが狭いFX会社を利用することが、取引コストを抑止することになり、投資家の投資環境の向上に繋がることになります。

スプレッドにかかわる問題点

スプレッド幅でFX会社を検討する際は、以下の点にもご注意ください。

スリッページによる問題

スリッページとは、提示されたレートで注文をしてもすぐには約定せず、タイムラグが発生して別の価格で約定することです。スリッページが頻繁に発生するFX会社を選ぶと、せっかく狭いスプレッドで決めた業者なのに、実際にはスリッページにより提示されたレートより悪いレートで取引が成立してしまうということがあります。

このため、FXで取引にかかわるコストを抑える場合には、スプレッドの狭さに加え、提示されたレートでの約定のしやすさ（約定力）も確認する必要があります。

スプレッド原則固定のメリット

約定力を数値にして公表しているFX会社は少なく、実際に約定力を比較検討することは困難となります。

しかしFX各社のスプレッドを比較検討すると、スプレッド幅の補足表記が異なります。スプレッドの補足表記は、「原則固定」「固定」「以下」などさまざまあります。原則固定は、提示されたスプレッドで原則約定されますので、スリッページが発生した場合にもスプレッド幅は変わらず予想外のコストがかかるリスクは軽減されます。

• 原則固定は、通常は提示されたレートで約定されるが相場が急変するときにはスプレッドが大きくなることがあることを示す表記です。

スプレッドの狭さを重視する人におすすめのFX取引業者

FXの取引をするにあたってスプレッドを特に重視したほうがよい人は、以下の通りです。

• 取引回数が多い人
• 少しでも取引コストを抑えたい人

スプレッドは取引コストであるため、デイトレードを行い取引回数が多くなる人には、少しでも取引コストが狭いFX取引業者で取引をすることをおすすめします。

以下の表で、スプレッドが狭いおすすめのFX取引業者をご案内します。

順位	おすすめ FX会社	FX会社の特長	詳細	公式サイト
		取引高世界第2位
		全15通貨ペア最狭水準スプレッド

• DMM FXの特長は、Forex Magnates「2015年第1四半期調査報告書」に基づくものです。
• GMOクリック証券 FXネオの特長は、Forex Magnates「2012年～2014年調べ」に基づくものです。

おすすめのFX会社、FX比較表

最適なFX会社をお探しください

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