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IFO注文について

IFO(アイエフオー)とは、IFD(イフダン)注文とOCO(オーシーオー)注文を組み合わせた注文方法です。つまり、最初にIFD注文が約定した後に、自動的にOCO注文が出されます。英語表記は、「If Done One Cancels the Other order」です。

IFD注文では決済注文は1つしか出すことはできませんが、OCO注文では一度に2つの決済注文を出すことができます。この2つの注文方法を組み合わせることで、一度に3つの注文を出すことができ、決済注文も2つ出すことができます。

つまり、IFO注文で発注した場合、「新規注文」「利益確定の指値」「損切りの逆指値」を同時に発注することができ、最初の注文が約定されると、2つの決済注文も自動的に出されます。

IFO注文による取引の進め方

取引の進め方

たとえば、現在の為替相場が1ドル=100円だとします。1ドル=99円になったら指値注文でドル買いの注文を出します。このとき、一定の利益を確保するために1ドル=101円になったらドル売り、同時に損失を限定するために1ドル=98円になったらドル売りという条件でこの2つの注文も出します。

この場合、為替相場が予想通り1ドル=101円になったら2円分の利益が確定します。また、予想が外れて1ドル=98円になったら1円分の損失が確定します。

このように、IFO注文では、買いと売りを一度の注文で指定できます。また、決済も自動的に行われます。このため、為替レートを常にチェックして取引をすることができない人でも安定した取引ができる注文方法と言えます。

取引画面での操作方法

以下のページで、実際のFX取引業者の取引画面のキャプチャを利用して、取引画面の操作方法をご案内します。

IFO注文を利用する際の注意点

IFO注文は、うまく使うことができれば、非常に便利な注文方法となります。このようにうまく使うためには、為替相場の見極めが非常に重要となります。

買い注文を高く設定すると、約定されることがありません。また、約定した後も、売り注文の設定が高いと、売ることができません。つまり、売り注文の設定が高いと、約定後に相場が上昇しても売り注文の設定価格に届く前に下落すると利益を確保することができなくなります。また、売り注文の設定が低すぎると、為替相場がその設定以上に上昇する余地があったとしても決済がされてしまい、十分な利益を確保すすることができなくなります。

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