債券とは、国、地方自治体、企業などが資金調達の手段として資金を調達する代わりに発行する有価証券のことを言います。債券CFDとは債券をミラーリングしたものですが、債券CFDが扱っている債券は国債のみですので、この点に注意することが必要です。
ここでは、債券CFDの取引の仕組みやサービスの詳細をご案内します。
債券CFDとは、国が発行した債券、つまり国債をミラーリングした商品です。国債の他に各通貨の短期金利CFDも含まれていますが、基本的に会社が発行する債券は含まれていません。 国債には、3年国債、10年国債というように複数の種類の国債が用意されています。
債券CFDの価格や値動きは、基本的に原資産である国債の価格や値動きをを反映したものになります。そして、国債価格は政策金利と逆連動する傾向があります。 つまり、金利が上昇すると国債の価格は下落し、金利が下落すると国債価格は上昇するという値動きをします。
このため、債券CFDの商品を取引するにあたって、各国の政策金利をチェックする必要があります。その中でも、アメリカの政策金利が決定されるFOMC(連邦公開市場委員会)の動きは非常に重要な判断材料ですので、 常にチェックし続ける必要があります。また、各国の中央銀行、アメリカであればFRB(連邦準備制度理事会)、日本であれば日本銀行、の国債買入などの動きにも注目する必要があります。
債券CFDと個人向け国債の違いは、以下の通りです。
【債券CFDと個人向け国債の違い】
取引方法 | 市場で取引 | 金融機関 で購入 | ||
---|---|---|---|---|
年利 | 無し | 有り | ||
取引手数料 | なし | 満期前売却の場合:中途換金調整額 | ||
最大レバレッジ | 50倍 | 不可 |
【取引方法の比較】
債券CFDと個人向国債には、このような大きな違いがあります。まず、取引・購入する方法が異なります。債券CFDは基本的に24時間取引可能ですが、個人向け国債は購入できるタイミングが個人向け国債販売時に限定されています。 また、個人向け国債は各金融機関の窓口やオンライントレードで国債の販売のタイミングに合わせて購入する必要があります。
【年利・利回りで比較】
年利も、債券CFDと個人向け国債の大きな違いです。個人向け国債は利回りが決められて、国債を保有することで運用利回りによる利益を得ることができます。しかし、債券CFDには年利はありません。債券CFDで利益を狙うには、 売買をすることで売却差益を狙う必要があります。
【取引手数料で比較】
取引手数料は、CFDは一切かかりません。しかし、個人向け国債では、取引方法によって取引手数料がかかる場合があります。個人向け国債では、あらかじめ満期が決められています。その満期になる前に国債を売却すると中途換金調整額という手数料がかかります。 国債を取引する際にはこのように購入時だけでなく売却時の取引コストも考慮に入れる必要があります。また、債券CFDも、取引手数料はかかりませんが、スプレッドという取引コストがかかりますので、取引する際に注意が必要です。
【レバレッジで比較】
CFDは差金決済取引であるため、レバレッジを利用して取引をすることができます。CFD業者によって異なることもありますが、基本的に国内のCFD業者では最大レバレッジが50倍となります。一方で、個人向け国債は現物取引であるため、レバレッジを利用して取引することができません。
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