CFD取引の金利調整額(ファンディングコスト)についてご案内します。
金利調整額とは保有ポジションに対する金利のことです。オーバーナイト金利、ファンディングコスト、資金調達コストと呼ばれることもあります。金利調整額は保有しているポジションをロールオーバー、つまり翌日以降に持ち越す場合に発生します。 このため、注文した日に保有しているポジションを決済する場合には、ファンディングコストは発生しません。
イメージ的にはFXのスワップポイントに似ていますが、CFD取引の金利調整額は買いポジションで支払い、売りポジションで受取ることになります。CFD取引では、保有したポジションによって購入金額に対する金利が発生します。買いポジションを保有した場合、購入代金は借入金という仕組みになるため、 1日ごとに保有している買いポジションに対する金利を支払うことになります。売りポジションを保有した場合、売却代金は貸付という仕組みになるため、1日ごとに保有している売りポジションに対する金利を受け取ることができます。
この金利のことを金利調整額と言います。保有しているポジションを、日本時間の7時をまたいで持ち越した場合にこの金利調整額が1日ごとに発生します。
【買いポジションの金利調整額の例】
終値×株式数×(指標金利+2.5%)÷365日=金利調整額/1日当たり
A社株を買い450円で1,000株を日を跨いで保有。終値が500円、指標金利が0.35%だった場合
計算式:500円×1,000株×(0.35%+2.5%)÷365日=39.04円
1日あたりの金利調整額は39.04円となります。この金額を1日ずつ支払う必要があります。
【売りポジションの金利調整額の例】
終値×株式数×(指標金利-2.5%)÷365日=金利調整額/1日当たり
B社株を売り450円で1,000株を日を跨いで保有。終値が500円、指標金利が0.35%だった場合
計算式:450円×1,000株×(0.35%-2.5%)÷365日=-26.50円
1日あたりの金利調整額は-26.50円になります。この金額を1日ずつ受け取ることができます。
【注意点】
指標金利に加減している利率は、業者や適用日時によって異なる場合もあるので、各社の公式ホームページで取引条件を確認する必要があります。
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