穀物をガソリンの代用として活用するバイオテクノロジーのニュースが一時期日本で大きな話題となりました。そのニュースに関連して先物商品や商品CFDの投資サービスも注目を集めました。 その後、新興国の飛躍的な経済成長や、発展途上国での人口増加などにより、コーヒーや砂糖、穀物などの商品先物の価格が大きく上昇したこともあり、商品先物や商品CFDの取引をする人が増加しています。
ここでは、商品CFDの概要や、日本国内のCFD業者が取り扱っている商品の種類や銘柄などの情報をご案内します。
CFDでは多くの商品を取引することができますが、その中でも近年人気を集めているのが、商品(コモディティ)市場に投資をする商品CFDです。
商品市場とは、金や銀のような貴金属、石油などのエネルギー、小麦や大豆のような穀物を対象とする取引市場のことを言います。インドやアフリカなどの新興国・発展途上国での急激な人口増加の見通しにより 穀物の価格が上昇したり、中国やロシアやブラジルなどの新興国の生活水準の向上および所得の上昇によりコーヒー豆が上昇したりして、ここ数年商品市場の話題が大きな注目を集めています。
このように新興国の著しい経済成長により商品(コモディティ)市場で取引される先物商品の価格が近年上昇傾向にあります。
このように近年大きな注目を集めている商品(コモディティ)市場において、より先物取引を身近にさせるために登場したのが商品CFDです。この商品CFDが、先物取引と異なる点は、以下の通りです。
【商品CFDと先物取引との違い】
1つ目の違いは、取引時間です。商品先物取引では、国内では東京商品取引所や大阪堂島商品取引所が開いている時間しか取引をすることができません。たとえば、東京証券取引所では取引時間が日中立会(当日分取引)と夜間立会(翌日付扱い)に分かれています。 取引時間は商品によって異なりますが、一般的に日中立ち合いは9時から15時30分、夜間立会は17時から翌日4時まで開かれています。一方で、商品CFDでは、基本的に24時間取引することができます。
もう1つの違いは、取引の際に連動するレートが異なります。商品先物取引の場合は、日本の市場でレートが決定されます。商品CFDの場合は、原油や銅の場合はニューヨーク商品取引所、金や銀などはLOCO LONDONの価格と連動しています。
近年特に注目を集めている商品CFD。下記で、この商品CFDにはどのような種類があり、それぞれの種類にどのような銘柄があるのかをご案内します。
【商品CFDの一覧表】
貴金属 | 金、銀、銅、バラジウム、プラチナ等 | |||
---|---|---|---|---|
エネルギー | 原油、灯油、ガス、ガソリン、軽油等 | |||
農産物 | 大豆、小麦、砂糖、コーヒー、ココア、米、ジュース、畜産、綿花、材木等 |
基本的に国内の商品CFDの種類は、貴金属、エネルギー、農産物の3つに分けることができます。上記の商品一覧表は、日本国内のCFD業者が取り扱っているものをまとめたものですので、 取扱商品・銘柄が多くないCFD業者は記載した銘柄より少ないものしか扱っていないこともあるので、注意が必要です。
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