CFD業者を選ぶポイント

CFDのサービスは、取扱商品が多く、商品ごとによって取引の仕組みも異なるため、初心者にはとっつきにくい投資・金融サービスと言えます。ここでは、そのような初心者がCFD取引を始めるにあたって、どのCFD業者を選んだらよいかをご案内します。

CFD業者を選ぶポイント

ここでは、CFD業者を選ぶポイントをご案内します。

CFD業者を選ぶポイント1、手数料等の取引コスト

CFD業者を選ぶポイントとして、個人投資家にとっては手数料等の取引コストの低さが大きな判断ポイントになります。CFDでは、商品によってかかる手数料が異なります。たとえば、株式には手数料はかかりますが、株価指数や債券や商品には手数料がかかりません。 また、株式でも、国内株式か外国株式かによって手数料が異なる場合もあります。

このように商品によって取引コストが異なる点に注意する必要があります。そのうえで、自分が取引をする予定の商品ごとに各CFD業者の手数料を比較して、手数料等の取引コストが低い業者でCFD取引をすることをおすすめします。

CFD業者を選ぶポイント2、安全性

CFD取引は相対取引であるため、CFD業者の安定性や信頼性もCFD業者選びの大きな判断ポイントです。具体的には、CFD業者が顧客の資金をどのように保全・管理しているかが一番注意する点です。基本的に、全額信託保全や信託保全であれば、CFD業者が倒産しても、預け入れた資金が規定に従って返還されます。

他には、CFD業者の資本金や自己資本規制比率が、安全性からCFD業者を選ぶ判断ポイントになります。資本金や自己資本規制比率も、高ければ高いほど安全になることを示す指標です。

CFD業者を選ぶポイント3、取扱商品の種類や銘柄数

取扱商品の種類や銘柄数を多く取り扱っているかどうかは、中・上級者向けのCFD業者選びのポイントです。CFD取引の醍醐味は、世界のあらゆる商品を取引できることです。しかし、実際にどれだけ多くの商品や銘柄を取引できるかは、CFD業者によって異なります。

日本国内のCFD業者では、IG証券とひまわり証券が多くの取扱商品の種類や銘柄数を取り扱っています。初心者の方が株価指数CFDやメジャーなCFD商品に慣れてきて、他のCFD商品を取引しようと考えたときに、この2社のCFD業者で取引することをおすすめします。

CFD業者を選ぶポイント4、カスタマーサポート体制

インターネット取引のサービスが登場した当初は、カスタマーセンターの運営のノウハウが少なかったり、オペレーターのナレッジの共有が徹底されていないことがありました。しかし、現在では、金融機関がカスタマーサービスの運営ノウハウを蓄積し、そのノウハウに基づいてCFDのサービスを提供しているため、 質が高いカスタマーサポートのサービスを提供しているCFD業者もあります。

また、CFD取引は基本的に24時間取引ができます。このため、特に初心者の方は24時間カスタマーサポートをしているCFD業者で口座を開設して取引をすることをおすすめします。

世界のあらゆる市場のあらゆる商品を取引することができるCFD。世界が身近になった今、大きなチャンスが目の前にある。