金利のタイプ・種類

住宅ローンを利用する際に注意すべき点は、選択した金利のタイプや種類によって金利費用や毎月の返済額が異なるということです。ここでは、全期間固定金利型、固定金利期間選択型、変動金利型の3つの金利タイプをご案内します。

3つの金利タイプ

全期間固定金利型

借入時から完済時まで全ての期間にわたって金利が変わらないタイプで、借入時に総返済額や毎月の返済額を確定できますが、20年を超える超長期の全期間固定金利型の商品は金利が高くなる傾向があります。

フラット35の商品は金利が比較的低いですが、通常の商品とは異なり借入条件に物件検査があります。

【メリット】

  • 借入時に毎月の返済額と返済期間を確定できる
  • 低金利時に買入をしその後高金利になった場合に、低金利の恩恵を受けられる

【デメリット】

  • 変動金利と比較してやや金利が高い
  • 高金利時に借入をしその後低金利になった場合に、金利が高いままになる

固定金利期間選択型

借入時に選択した当初の固定期間は金利が変わらず、固定期間が終了すると時、改めて金利タイプ・種類を選択するタイプです。金利は、一般的には固定期間が短いほど低くなり、長いほど高くなります。

期間終了後は、変動金利や固定金利選択型のいずれも選択することができ、その時点の金利に見直されます。期間の種類や期間終了後の選び方などは各金融機関によって異なりますので、あらかじめ確認する必要があります。

【メリット】

  • 借入時に一定期間の毎月の返済額と返済期間を確定できる
  • 全期間固定金利型より金利が低くなる

【デメリット】

  • 当初固定期間終了後、適用される金利が高くなる可能性がある
  • 固定期間終了後、返済額が大きく増える可能性がある

変動金利型

半年ごとに適用される金利が見直されるタイプです。一般的に、3つの金利タイプの中では一番金利が低くなっています。

5年間は毎月の返済額が変わらず、次の5年間の返済額は以前の返済額の1.25倍までとするというルールが定めれているため、返済額が急激に変化しないように配慮されています。

ただ、基本的には金利が高くなると利息にあてられる部分が増え、元本が減りにくくなります。

【メリット】

  • 金利が下げれば返済額が少なくなる
  • 全期間固定金利型や固定金利期間選択型より金利が低くなる傾向がある

【デメリット】

  • 金利上昇リスクが常にある
  • 将来の返済額や総返済額を確定できず、長期的なライフプランが立てにくい

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